空地及び空家の火災予防について
空地及び空家の火災予防について
火災の出火原因を見てみると、全国的に「たばこ」、「こんろ」、「放火」など人為的な要素が関係する建物火災が多く発生しています。
特に、空地や空家から出火した火災は、何者かが侵入して「放火」や「火の不始末」が原因であるものが多数あります。
このような火災は、繰り返し発生する危険性があるほか、発見が遅れると周囲の建物に延焼して大火災となるおそれがあります。
敦賀美方消防組合火災予防条例では、空地及び空家の所有者または管理者は、火災予防上必要な措置を講じなければならないことになっています。
敦賀美方消防組合火災予防条例第25条
(空地及び空家の管理)
第25条 空地の所有者、管理者または占有者は、当該空地の枯れ草等の燃焼のおそれのある物件の除去その他火災予防上必要な措置を講じなければならない。
2 空家の所有者または管理者は、当該空家への侵入の防止、周囲の燃焼のおそれのある物件の除去その他火災予防上必要な措置を講じなければならない。
空家等の放火火災の要因
1 敷地内、建物内への出入りが自由にできる。
2 空家等は居住者がいないため、不審者に対する監視体制ができていない。
3 建物周囲、建物内に燃えやすいものが多量にある。
4 付近住民の関心が薄い。
具体的な対策について
以下の点に注意してください。
1 敷地内の枯れ草は刈り取るなど適切に処理しましょう。
2 フェンスの設置や扉等の施錠を徹底し、みだりに人が侵入できないようにしましょう。
3 建物内や周囲に燃えやすいものを置かないようにしましょう。
4 ガスや電気は確実に遮断し、灯油等の危険物は置かないようにしましょう。
5 所有者や管理者は管理意識を高めて、巡回等を実施しましょう。
6 付近住民で空地等の情報を把握し、監視体制を築きましょう。
7 所有者や管理者との連絡体制を整備しましょう。
安心・安全なまちづくりのため、放火防止対策を心がけるようご協力お願いいたします。
