救急車がくるまでに
救急車がくるまでにできること!!
1.救命処置
- 突然、心臓や呼吸が止まってしまった・・・・・・。こんな人の命を救うために、そばに居合わせた人ができる応急手当のことを救命処置といいます。
2.心臓や呼吸が止まってしまったら・・・・・
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心臓や呼吸が止まった人の命が助かる可能性は、その後約10分後には急激に少なくなっていきます。
そこで、そばに居合わせた人による救命処置が必要になるのです。

図を見てもらうと分かるように、命が助かる可能性は 時間とともに減っていきますが、そばに居合わせた人が心肺蘇生を行った場合には、その減り方がずいぶんとゆっくりになっているのがわかります。
- 突然に心臓が止まるのは、心臓がぶるぶると細かく震える「心室細動」によって生じることが多く、この場合には、
できるだけ早く心臓に電気ショックを与え、心臓の動きを取り戻すことがとても重要です。
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AED(自動体外式除細動器)は、この電気ショックを行うための機器です。コンピュータによって自動的に心室細動かどうかを調べて、電気ショックが必要かどうかを決定し、音声メッセージで電気ショックを指示してくれますので一般の人でも簡単で確実に操作することができます。
心室細動になってから電気ショックを行うまでの時間が1分遅れるごとに、生存退院のチャンスが7~10%ずつ低下することが知られています。
3 救命のリレー
・ 心臓や呼吸が止まった人の命を救うには何をすればよいのか!?
まず、119番通報し、救急車が到着するまでの間に、救命処置、つまり心肺蘇生法を行い、AED(もし近くにあれば)を使います。
救急車が到着したら、救急隊に引継ぎ、救急隊員は必要に応じて高度な救急救命処置を行いながら病院へ向かい、専門の医師によってさらに高度な救命医療が行われます。
この4つの要素、「119番通報」「応急手当」「高度な救急処置」「高度な救命医療」をうまくつなげて命を助ける・・・これが「救命のリレー」です。
この救命のリレーのどれか一つが欠けても、命を救えるチャンスは少なくなってしまいます。
この、リレーの第1走者は、その場に居合わせた人!そう!!「あなた」です。
4 救命処置の手順(心肺蘇生法とAEDの使用の手順)
(1) 反応を確認する
傷病者の耳元で「大丈夫ですか?」または「もしもし」と大声で呼びかけながら、肩を軽くたたき、反応があるかないかをみます。
反応がなければ、大きな声で「誰かきて!人が倒れています!」と助けを求めます。
協力者が来たら「あなたは、119番通報してください」「あなたはAEDを持ってきてください」と要請します。救助者が一人の場合や協力者が誰もいない場合は、次の手順に移る前に、まず自分で119番通報する。
正常な呼吸(普段どおりの息)がなければ口対口人口呼吸により息を吹き込みます。気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差指で傷病者の鼻をつまみ、口を大きくあけて傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして、息を1秒かけて2回吹き込みます。※ポイント(1) 傷病者に出血がある場合や、感染防護具を持っていないなどにより口対口人口呼吸がためらわれる場合には、人口呼吸を省略し、すぐに胸骨圧迫に進みましょう
(6) 胸骨圧迫(心臓マッサージ)
2回の人工呼吸が終わったら、あるいは省略することにしたら、ただちに胸骨圧迫を開始し、全身に血液を送ります。
胸骨圧迫を30回連続して行った後は、人工呼吸を2回!30:2のサイクルを救急隊に引き継ぐまで絶え間なく続けます。
※人工呼吸を省略した場合は、胸骨圧迫を絶え間なく続けます。

胸の真ん中(乳頭と乳頭を結ぶ線の真ん中)に片方の手の付け根を置き
他方の手をその手の上に重ねます。
肘をまっすぐに伸ばして手の付け根の部分に体重をかけ、
胸が4~5cm沈むほど強く圧迫します。
1分間に100回の速いテンポで30回連続して
「強く!速く!絶え間なく」圧迫します。
※圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めるとき)は、胸がしっかり戻るまで十分に圧迫を解除します。
(7) 回復体位
反応はないが正常な呼吸(普段どおりの息)をしている場合は、気道の確保を続けて救急隊の到着を待ちます。吐物等による窒息の危険があるか、やむを得ず傷病者のそばを離れるときには、傷病者を回復体位にします。
(8) AEDの使用手順
心肺蘇生法を行っている途中でAEDが届いたらすぐにAEDを使う準備を始めます。AEDにはいくつかの種類がありますが、どの機種も同じ手順で使えるように設計されています。AEDは、電源が入ると音声メッセージとランプで、あなたが実施すべきことを指示してくれますので、落ち着いてそれに従ってください。
AEDは、成人(8歳以上)はもとよりですが、小児(約1歳以上約8歳未満)にも使用できます。1歳未満の乳児に対しては、AEDは使用できません。
AEDのふたを開け、電源ボタンを押します。ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります。
電源を入れたら、以降は音声メッセージとランプに従って操作します。
電極パッドの袋を開封し、電極パッドをシールからはがし、粘着面を傷病者の胸部にしっかりと貼り付けます(貼り付ける位置は、電極パッドに絵で表示されていますので、それに従ってください)
機種によっては電極パッドのケーブルをAED本体の差込口に入れてあるものがあります。
電極パッドは、右前胸部および左側胸部(脇の5~8cm下)の位置に貼り付けます。電極パッドを貼り付ける際にも、できるだけ胸骨圧迫を継続してください。
電極パッドは、肌との間にすき間を作らないよう、しっかりと貼り付けます。アクセサリーなどの上から貼らないように注意します。
成人用と小児用の2種類の電極パッドが入っている場合がありますが、成人(約8歳以上)の傷病者に小児用の電極パッドは使用しないで下さい。
音声メッセージに従い、コネクターを点滅しているソケットに接続します。
接続後、「体に触れないで下さい」などと音声メッセージが流れ、自動的に心電図の解析が始まります。
このときは、「みなさん、離れて!」と注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認します。
AEDが電気ショックを加える必要があると判断すると「ショックが必要です」などの音声メッセージが流れ、自動的に充電が始まります。充電には数秒かかります。
充電が完了すると、「ショックボタンを押してください」などの音声メッセージが出て、ショックボタンが点滅します。
充電が完了したら、「ショックします。みんな離れて!!」と注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認し、ショックボタンを押します。
電気ショックが完了すると、「ただちに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始してください」などの音声メッセージが流れますので、これに従って、ただちに胸骨圧迫30回、人工呼吸2回の組み合わせを続けます。
こんなときは?
傷病者の胸が濡れている場合は、タオル等でふき取ってから電極パッドを貼ってください。 胸にニトログリセリン製剤や喘息薬などが貼られている場合は、はがして薬剤をふき取ってから電極パッドを貼ってください。 心臓ペースメーカーや埋め込み型の除細動器が埋め込まれている場合は、胸の皮膚が盛り上がっており、下に固いものが触れるのでわかります。電極パッドを貼る位置に心臓ペースメーカーや除細動器の出っ張りがあるときは、そこから3cm程離したところに電極パッドを貼ってください。 胸毛が濃い場合には、電極パッドが体表に密着しないため「きちんと貼ってください」や「接触が不良です」などのエラーメッセージが流れますので、この場合は、電極パッドを強く押し付けて密着させるか、貼った電極パッドをすばやくはがして貼り付ける部分の体毛を除去し、予備の新しい電極パッドを貼り直します。 AEDが「ショックは不要です。ただちに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始してください」などの音声メッセージが出たら心臓のリズムは除細動では治せないものです。この場合には、メッセージに従ってただちに胸骨圧迫を再開し、胸骨圧迫30回、人工呼吸2回の組み合わせを続けます。













